披露宴の演出に「くじ」「ラッキープレゼント」を取り入れてみませんか?
それによって、あまり前に出ることがないゲストにも注目を集めることができます。
また、ゲスト参加型になりますのでパーティーに一体感が出てきます。
「くじ」「ラッキープレゼント」をとりいれるには
まず「くじ」に当たった方のためにプレゼントを用意します。
一点豪華主義で、当選おひとりに豪華な賞品でももちろん結構ですが、3~4名様が当選されるくらいが満遍ない感じしますよね。
なるべく当選者を多くということであれば少額賞品をたくさん用意することもあります。
「くじ」の内容によって賞品に順位をつけることもできます。
違う賞品を用意して、当たった方に合わせてその場で新郎新婦が決めるということも。
当選発表したら、当たった方に前にお出ましいただき、新郎新婦からプレゼントを贈呈。
その時にゲストから何か一言お祝いのことばをいただくという感じです。
そのあと写真撮影もしますので記念になりますね。
普段はシャイな方でも、「くじ」に当たったというラッキー感、「プレゼント」をもらったというサプライズ感で笑顔でコメントしてくれますよ。
最近は祝辞・余興をいれないパーティースタイルが多くなっていますので、代わりにお二人から皆様へのサプライズということでいかがでしょうか?
「くじ」「ラッキープレゼント」の様々な方法
「くじ」にもいろいろなバリエーションがあります。
メリットもあればデメリットもあります。
披露宴でよく見かける「くじ」をいくつかご紹介します。
席次表にシール
席次表のどこかにシールを貼ります。
かわいいお星さまとかお花とか。
「めだたないけど他の人と比べたら明らかに違うもの」が貼ってあるといいです。
ただ注意点としては、席次表はゲスト全員がもっているとは限りません。
一家族に一部ということもあります。
「もらったけどどこかになくしちゃった(テヘッ)」という方も大抵若干名いらっしゃるのです。
また、席次表は受付で渡されますので、受付の方が「くじ」の内容をご存知なければ「当たり」がどなたになるかわかりません。
そういう意味では新郎新婦にとってもサプライズ感がありますが、当たってほしくない方に当たってしまうこともあるかも。
席札にシール
席次表と同じように、かわいらしいシールを席札に貼っておきます。
この方法は上記の席次表にシールを貼る方法より、当選者をコントロールしやすいという利点があります。
ただ会場によっては、迎賓時にゲストが着席したら席札を引出物袋の中に入れるので、いざ発表の時にみんなが袋の中をゴソゴソし始めることになるかも。
ケーキに仕込む
「ラッキードラジェ」という名称で一時期流行りました。
「ドラジェ」というのは砂糖ペーストでコーティングされたアーモンド菓子のことです。
アーモンドはたくさん実をつけることから「子孫繁栄」「幸せ」の象徴とされてきました。
5粒のドラジェを配ることで「幸福、健康、富、子孫繁栄、長寿」を願ったといわれています。
そのドラジェを一粒、ゲストが召し上がるケーキに入れておきます。(この作業はキッチンスタッフがやってくれます)
デザートのケーキが配膳されるときに司会から「ケーキの中に当たりがあります」というコメントを入れて、できれば一斉に召し上がっていただきます。
当たりの数や人選はコントロールできます。
この方法のデメリットは、「小さいものだと気づかないで食べちゃう」「ケーキの形が崩れるので美しくない」「一斉に召し上がるタイミングが難しい」という点です。
キッチンスタッフやホールスタッフのご協力も不可欠なので、可能かどうかは会場さんに相談してみてくださいね。
ビンゴ
誰でも知ってるおなじみのゲームです。
ルールも簡単だし、気軽にできますね。
ただ時間がかかるのがネックです。
賞品をいくつ用意するかにもよりますが、スタートから賞品贈呈まで最低20分は見ておいたほうがよいです。
そして”二次会的になる”という点も、披露宴の演出としてふさわしいかどうか…。
どうしても使用済みのビンゴカードというゴミが出てしまうのもちょっと…。
1.5次会的パーティーまででしょうか。
おみくじ
和婚にこだわるウェディングならピッタリです。
神社で挙式であれば、なおいいですね。
挙式神社オリジナルのおみくじを使える会場もありますよ。
「凶」は入れないように気をつけてください。
おみくじ購入費用がかかります。
プチギフトに仕込む
テーブルラウンドの際にプチギフトを配るなら、その中に「当たり」を仕込んでおけば、あとでプレゼント贈呈につなげることができます。
テーブルの人数分まとめてお渡ししてご自身に選んでいただければ、より「くじ」感がアップしますね。
ラウンドの間「くじ」の件には触れずに、後で発表するとサプライズ感があります。
「くじ」「ラッキープレゼント」の賞品は?
賞品は、話題の家電、ちょっと高級なお菓子やお酒、某有名テーマパークのチケットなどがやっぱり喜ばれますよ。
「自分ではわざわざ買わないけど、もらうとうれしいもの」ですね。
実際にあった賞品としては、
- お二人の出身地の特産品
- 松坂牛や松茸など高級食材
- 有名ワイン
- 披露宴会場の食事券や宿泊券
- ゴ○ィバのチョコレート
- レイ○ップの布団クリーナー
などなど、いろいろあります。
もし重いものでしたら「目録」という形でお渡しして、後日郵送するということもできます。
その場合、誰が何に当たったのか、きちんと記録として残しておいてくださいね。
当選者と一緒にその場で写真を撮ると、記念としても記録としても残ります。
「くじ」「ラッキープレゼント」のまとめ
事前の準備や各所の協力が必要なものもありますが、お二人からゲストへのサプライズという点で盛り上がる演出です。
お二人の個性、ゲストへの感謝の気持ちも表現しやすいです。
ある程度パーティーが進んだ宴後半で行えば、散漫になった会場の雰囲気も一気にお二人に集約することができます。
当選者に偏りがでないように気を付けてくださいね。
新郎側または新婦側の友人ばかり、ご親族ばかり、ご家族ばかりというのは興ざめしてしまいます。
また、あまり大人数当たりの方がいると「ラッキー感」も薄れてダレてしまいがち。
賞品は豪華1点のみ!であればコントロールする必要はないと思いますが、3~4名様の当選者がいるなら、ある程度の調整は必要だと思います。
全体のバランスを見ながら考えてみてくださいね。