プロフィール紹介はこんな感じ
以前は、新郎新婦の経歴や人となり、ご両家を紹介するのは「媒酌人」「仲人」様のお役目でした。
ひとむかし、いえ、ふたむかし前は「媒酌人」「仲人」といわれる方がいらっしゃるのが一般的なご披露宴でしたが、今ではあまり見なくなりましたね。
現在では、新郎新婦紹介は司会が行なうことが多いです。
・基本的な事柄(生年月日や親御様のお名前やご出身など)
・簡単な学歴、職歴
・お二人のこれからの抱負や夢
上記を盛り込んで、大体3~5分くらいにまとめます。
お二人のお身内やお友達がしてくださることもあります。
人柄がよくわかる内容となるので、ご親族のみやお友達中心のパーティーでは盛り上がりますよ。
カジュアルなパーティーではお二人自身でお互いを紹介しあうという方法も。
たまに「プロフィールDVDを上映するので、司会からの新郎新婦紹介は必要ないです」という方もいらっしゃるのですが、やっぱりフォーマルなものとして、基本的な事柄だけでもおさえておいたほうがよいと思います。
また、少し前までは新郎新婦紹介の際にお二人の挙式報告を入れることが多かったのですが、最近はウェルカムスピーチが一般化したため、司会からはあまり言わなくなりました。
プロフィール紹介のタイミングとしては、司会が行うならば開宴の辞の後に続けるか、ウェルカムスピーチの前後。
ケーキ入刀がなければ乾杯前ということもあります。
「少しでも早くゲストへお食事を」ということであれば、お食事がスタートしてからでも大丈夫。
ただ、その場合はあまりゲストの皆さんは聴いていないかも。
ということで、あまりゲストの注目を集めたくないシャイなお二人なら、あえてこのタイミングにしてみても。
プロフィール紹介司会コメントと注意点
「それではここで、司会より、お二人の結婚のご報告とご紹介をいたします。
先ほど○○におきまして、(皆様に見守られながら)▲▲さんと■■さんの結婚式が執り行われました。
新郎 ▲▲さんは(生年月日)、父( )様、母( )様のもと、( )男として( )に誕生されました。( )高等学校卒業後、( )大学( )学科へ入学。大学卒業後は、( )に入社されました。現在は( )におきまして( )に携わっていらっしゃいます。
新婦 ■■さんは(生年月日)、父( )様、母( )様のもと、( )女として( )に誕生されました。( )高等学校卒業後、( )大学( )学科に入学。大学卒業後は、( )に入社され、現在は( )におきまして( )に勤務していらっしゃいます。
お二人は( )で出会われました。第一印象は( )だったそうです。( )には婚姻届も提出され、本日のよき日を迎えることとなりました。お二人の夢は( )だそうです。
どうぞ皆様、これからもお二人をあたたかく見守ってくださいますようよろしくお願いいたします。
はなはだ簡単ではございますが、お二人の御紹介をいたしました。」
上記は司会が挙式報告もしています。
ご両家名、固有名詞は絶対間違えないように!
噛むのもダメ!
実は2時間半のご披露宴中、この3~5分のプロフィール紹介が、司会としては一番の長丁場です。
もし体調が悪く、声が出にくいというピンチがあったとしても(本来あってはならないことですが)ここさえなんとか乗り切れれば、あとはだましだまし喉を使うことができます。
集中力をもって、ゆっくりはっきりと。
でもあんまりのんびり話していると、聞いてる人たちも疲れてしまうのでメリハリよく。
プロフィール紹介の内容は、必ず新郎新婦に間違いがないか確認しましょう。