ご両家代表謝辞はこんな感じ
花束贈呈後、親御様たちと同じように並び、いよいよ結びのご挨拶です。
まず新郎のお父様がお話しになり、締めに新郎がご挨拶されるパターンが多いです。
ですが、ご両家様の事情や地域、お二人の考えなどで、どなたが立たれるかはいろいろ。
ご両家様が納得されていれば、どなたでも大丈夫ですよ。
- 新郎のみ
- 新郎と新婦(まず新郎が話し、マイクを新婦に渡したのち、新郎が〆る)
- 新婦父、新郎
- 新郎母、新婦父、新郎(人数が増えるとだれてしまうのでご注意ください)
もちろん、これ以外でも問題ありません。
「ご両家様の代表」ということでお考え下さい。
「謝辞は新郎新婦だけでやります」という場合でも、そのことをきちんと事前に親御様に説明しておいてくださいね。
てっきり謝辞をするものだと思って、親御様は用意されているかもしれません。
ご存知ないと当日になって微妙な気持ちになるかも。
謝辞の内容は様々なサイトで紹介されていますからそちらにまかせるとして、一番大切なのは皆様へ対する感謝の気持ちと、二人幸せになりますという決意を伝えることです。
大抵お父様が公式(?)なご挨拶をしてくださいますので、新郎はご自身の言葉で語られていいと思いますよ。
長々としゃべる必要はありません。
この一日の、そしてこれからの思いをお話しください。
新郎の一番の見せ場です。
ご両家代表謝辞司会コメントと注意点
「それではご披露宴の結びに、ご両家を代表いたしまして○○様より、お礼のご挨拶でございます。
~謝辞・拍手~
ありがとうございました。」
謝辞の後の「ありがとうございました」は新郎新婦、親御様に言っているのではありません。
ゲストに向けて言っています。
また司会は拍手する必要もありません。
なぜなら、司会は主催側(新郎新婦側)だからです。
ご清聴、また拍手いただき「ありがとうございます。」ということなのです。
「最後に」は使わないでくださいね。
便利な言葉として「結びに」があります。
普段のスピーチでもこの「結びに」を使うと表現の幅が広がります。
悩ましいのが敬称「様」の扱いです。
司会がどのような立場に立つかで使う敬称が変わってきます。
基本的に司会は主催側(新郎新婦側)の立場なので、親御様にも本来は「様」をつけません。
「新郎の父 田中 一郎よりお礼のご挨拶」
というべきなのですが、やはりちょっと耳障りが良くない…。
男性司会者ならまだしも、女性司会者の場合は柔らかい表現のほうがいいですよね。
なので、
「新郎のお父様 田中 一郎よりお礼のご挨拶」
という感じに私は表現しています。
謝辞の後はいよいよおひらきの辞です。