祝辞・余興はこんな感じ
テーブルラウンドも済み、メインに着席されたら、祝辞や余興のお時間です。
この時間にあてられるのは正味15~20分程度です。
昔の進行では、めいっぱいスピーチを詰め込むのが良しとされていました。
がんばれば8名様くらいいけたのです。
現在はどんどん祝辞・余興が少なくなっています。
新郎側から祝辞が1名、新婦側からも1名。
これに加えて何か余興が1組という感じで、全体的に2~4組くらいが一般的でしょうか。
極端な話、どなたからも祝辞・余興はいただかない、というパーティーもあります。(乾杯・主賓祝辞は別ですが)
その分、ゲストとの歓談の時間にあてます。
フリータイムとしてお友達との写真撮影タイムにしたり、新郎新婦が自由にゲストのテーブルを回ったり、デザートビュッフェやケーキサーブを進行に加える場合もあります。
もしさすがに物足りないなと感じたら、司会がテーブルインタビューをして回るということもできますよ。
その場合は事前に、インタビュー可能なゲストと、その方にどんなことを聞いてもらいたいか教えてくださいね。
インタビュー内容として多いのは次の3つです。
・新郎または新婦との思い出、エピソードについて
・人生の先輩としてのメッセージ(円満の秘訣など)
・新郎新婦へお祝いの一言
また、新郎新婦からゲストへの感謝を気持ちを表すということで、サプライズのプレゼントタイムにされることもあります。
たとえば、お誕生日が近い方、結婚記念日が近い方、卒寿や米寿のお祝いなどのアニバーサリープレゼント。
クリスマスやハロウィン、こどもの日や母の日父の日などにちなんだイベントプレゼント。
招待状の返信が一番早かった方や、素敵な返信ハガキをくれた方へのプレゼント。
当日一番輝いていたゲストへ、フォトジェニック賞を選んだ方もいらっしゃいました。
お子様ゲストから何かご協力いただいた時(挙式時のリングボーイや花束プレゼント、余興など)も、お礼のプレゼントをご用意されるといいですよ。
その場合はタイミングはいろいろです。
お色直しの前に渡す、テーブルラウンドの時に渡す、テーブルラウンドの後に渡す、この祝辞・余興の時に渡すなど。
全体のバランスをみて考えていきましょう。
祝辞・余興司会コメントと注意点
「メインテーブルにお二人をお迎えしたところで、ゲストの皆様より祝辞や余興を頂戴します。」
生演奏や大人数のダンスのような音楽系の余興だと、ご要望があれば開宴前にリハーサルを行う場合があります。
司会がまだ会場入りしていない時間帯には会場スタッフや音響さんがリハーサルに立ち会ってくれています。
司会も立ち会える時には、紹介の方法やおおまかな流れをゲストに確認しておきましょう。
・登場は席からか、扉からか?
・どのように始まり、どのように〆るのか?
・所要時間は?
大人数が登場する場合は、代表者が誰か事前に新郎新婦に確認しておくといいですね。
サプライズ余興だと内容を新郎新婦にナイショにしているので、直接会場の担当者や司会に連絡してもらうこともあります。
昔は正直あまり品のよくない余興が披露されることもありましたが、最近はそういう類のものは少なくなりました。
もしそういった余興が出てきてしまっても、笑顔でフォロー忘れずに。